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トラブル続きの一帯一路 
ロシアまで中国批判を展開し始める

ほとんど悪い話しか聞かない一帯一路ですが
ここにきて ロシアと中国の間にも微妙な
空気が漂ってきているようです
今回は中ロ二国の動きを主に一帯一路関連記事を
見て行きましょう 大和タケル


中国の一帯一路に問題噴出 「債務のわな」で
関係国悲鳴 一方的に中止すれば多額の賠償金も
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中国が推進する一帯一路」をめぐり、パキスタンや
マレーシアなどの関係諸国でトラブルが噴出している。 

重い債務負担に苦しむ国が相次いでおり、中国からの
借り入れを「債務のわな」と警戒する動きが広がる。
地球規模の構想は曲がり角に差し掛かっている。 

スリランカ
中国からの借り入れで港湾を整備した結果、返済不能に
陥り、中国国有企業に99年間にも及ぶ運営権を譲渡。
債務のわなにはまった典型例と言われた。

モルディブ
中国の資金で住宅開発などを進め、対中債務は
GDPの4分の1超に膨らんだとされる。 

パキスタン 中国の在外公館襲撃 
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「中国は土地の占領と資源の収奪を目指している」
南部カラチの中国総領事館が2018年11月、
武装集団の襲撃を受け、パキスタン人警察官や

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市民ら4人が死亡。過激派「バルチスタン解放軍」が
犯行声明で、中国を厳しく非難した。 

インドネシア ジャワ島
高速鉄道建設を受注後 土地収用が進まないことを
理由に中国側が資金を出し渋り、今年5月の完成予定が
少なくとも2年遅れとなっている/ 時事より一部抜粋

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問題山積の一帯一路ですが この他にもマレーシアの
東海岸鉄道計画が正式に中止されたばかりです
一帯一路への批判は米国やEUはもちろんAPECなどでも
表明されましたが 今度は中国の準同盟国ロシアでさえ 
内情を批判し警戒する動きを見せ始めています
中ロの微妙な関係が透けて見える記事を紹介します






「中央アジアで腐敗を増長」
露メディア、一帯一路を異例の批判
中央アジア諸国では、一帯一路プロジェクトが広がるに
つれ、中国からの投資が増え、キャッシュフローも
改善されているが、相対的に反中感情が高まっている
各地での反中デモが増加していると報じた

カザフスタンでの調査報告では2007年、カザフで
中国人が「嫌い」と回答した者は18%、2012年には
33%に上昇し、2017年には46%と半数に達する勢いだ。

 
反中国感情の高まり 背後にモスクワのサポート?
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「反中感情」は当事国で内部の権力闘争と中国の賄賂を
誘う道具となっている。記事によると、現在の既得権益層に
対抗する勢力は、「国益を売りさばく者」と批判するために
「反中カード」を使っている。

さらに、複雑なことに、対抗勢力が「反中カード」を
掲げれば掲げるほど、これを抑制するために中国側から
賄賂も増え、さらなる政治腐敗を助長しているという。
今後もこの対中感情の政治利用は強まっていく

一帯一路構想は、ロシア主導の構想
「ユーラシア経済共同体」と相いれない

国際組織危機管理委員会の報告書は、中国とロシアは
中央アジアの民主主義と法治主義をないがしろに
していると指摘。中国が、贈賄などを通じて
中央アジアの少数の既得権益層を丸め込めることに
「長けている」と同委員会は批判し、中国からの投資や
融資は「極めて不透明」だと不信感をあらわにした。

また、他の外国企業も現地住民の抗議に遭うことは
あるが、「反中抗議とは性質がまったく違う」と評した。
ロシア/インディペンデント 大紀元経由より抜粋

とても興味深いですね ロシアが対中感情悪化を
掻き立てた上で押さえる為に 中国から金を引き出す
一帯一路でインフラ巻上げの経済ヤクザ中国に対し 
武闘派ロシアらしい"シノギ"のやり口だと思います

つづいては中ロ間の国民感情がよく表れている
国境の街からのレポートです
とてもおもしろい内容でしたが 長文なので
ごく一部の抜粋です

友情は育たぬとも結束する中国とロシア
国境の街に透ける中ロ国民感情
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一般の中国人がロシア人をどう思っているかを
知るには人口23万の琿春市はよい場所だ
店やホテルにはロシア語の表示が目立つ。

街から)車で1時間ほど南下した所にある防川は、
1860年にロシア帝国が弱体化した清朝につけ込み、
沿岸部を奪取した。

ロシア側の発言
政府関係者
「中国は近代国家のイメージを打ち出そうとしているが、
"一杯の飯のために働く大勢の貧しい人々ばかり"と
いうのが実態、中国GDPは張りぼてにすぎない」と嘲笑した

農場主
「中国人は働きすぎで農薬を使いすぎている」

中国側の発言
「ロシアの取引先は平日遅い時間や週末は
決して対応せず、どんなに貴重な商機を
失うことになっても気にもかけない」

ロシアから中国への天然ガス等の天然資源の
輸出は増えているが、両国間の貿易総額は
中ロの首脳が決めた目標を下回っている。 

国際関係から両国は接近中
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だが何か契機があれば国と国の関係は一気に深まる。
ロシアがクリミアを併合し、欧米から制裁を受けた際、
中国資本や技術に頼り 2018/9月には中国軍兵士
3200人、ロシア軍兵士30万が東シベリアで合同演習をした。

1969年に国境で戦闘を交えた両国が、驚くような相互信頼を
示した格好だ。ロシアの中国への武器輸出も拡大している。

ロシア情報機関は、中国の社会監視システムの技術に
熱い視線を注いでいる。 

中国人とロシア人は今も互いに強い不信感を持つ。
だが両国政府が共通して抱く国際社会への不信感が
絆を深めるのに貢献している/日経より一部抜粋

おもしろい話があります 中国がスクラップから
再生した遼寧が航海に出ていますが 搭載している
J-15艦載機は今回はモックアップのようです

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J-15はSu-33のエンジン無しの試作モデルを
購入した中国が艦載機として作ろうとしているんですが
搭載エンジンの精度の低さに悩まされています

ロシアがなりふりかまわず エンジンノウハウまで
売り出したら その時は厄介な状況になることも
ありえます

この1969年に国境で戦闘したというのは国境の
ダマンスキー島で中ロ両軍がぶつかった戦いです
興味のある方は 当管理者の戦史サイトに
詳しい内容をのせてますのでごらんください



☆ロシア VS 中共 赤い戦争
ダマンスキー/珍宝島の戦い





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