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マスコミも引っかかる】
二条城フェイクニュース発生の謎
【騙しのテクニック 

大和タケル 
大きな災害が起きるたびに ネットでデマが
流された そういうマスコミ報道を見ます
また陰謀論大好きな困った層だなどとも
言われています
 
しかし 流言やフェイクはネットの専売ではなく
マスコミもずいぶんと垂れ流してきました
 
例えば朝日の慰安婦関連記事やK.Y事件
毎日の海外向け英語サイトでの恣意的な翻訳など
によるコラム閉鎖など 過去にいくつも見られました
 
今回はそうしたマスコミ関連のフェイク記事を
いくつかまとめて いわゆるファクトチェックを
してみました
 
まず最初はTBSが流した 都内で野生のミミズクが
発見されたというニュースです

 TBSのニュース番組「Nスタ」がミミズク
発見報道を謝罪  木彫りの置き物だと判明
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これなどは裏取りをしていない典型的な事例で
( ´,_ゝ`)プッ アホと笑われるだけなんですが 
次のケースはそう単純ではありません
 
二条城フェイクニュース
これは見た方も多いと思いますが まず時系列に
沿って振り返ってみます
 
2019/2/6
二条城の砂利の道が歩きにくいと訪日客から
不評なので 舗装することになったという
内容の記事が流布される
 
2/7以降
 SNS等で この舗装化に対する批判コメントが相次ぐ
 (自分も某SNS内のコミュで 批判コメントを見ました)
 
2/12
二条城事務所から そうした事実は無いとの発表が
おこなわれ騒ぎは収束する
 
↓ これがその否定記事です
世界遺産・二条城(京都市中京区)の砂利道が
訪日外国人客らからの苦情で舗装されるとの一部の
報道に京都市元離宮二条城事務所は2019年2月12日
「そうした事情はありません」と否定した。
 
二条城フェイクニュースの謎
 この偽記事にはいくつか気になる点がありました
 
その1 有名な場所がターゲットになった
フェイクを流すにしても とてもメジャーな
地点を狙ってきたものです
世界遺産には 複数の厳しい審査基準があり
再生にも真正性などが求められています
それをいきなり 改修とは違和感がありました
 
その2 大手や専門サイトも引っかかった
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記事自体は多くのマスコミに取り上げられています
それも芸能プロをやりながら 片手間にニュースサイトを
やっているようなところではなく 大手も流しています
証拠として 例えば読売サイト ↑の記事を載せておきます

 
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また まち座という建築等を専門に扱っているサイトも
この記事を取り上げて 拡散させてしまっています
つまり 記事の配信ルートは完璧だったというわけです
 
その3 具体的内容に触れている
フェイクや嘘というのは 往々にして細部は誤魔化す
ものです 細かいデティールが省かれているからこそ
偽物と見抜けるわけですが この二条城記事には
"新年度予算案に調査費900万円を計上する"
といかにも 尤もらしく予算の数字まで盛り込まれています
こうした細工が 信憑性を高める偽装に役立っています
 





これらを総合すると この二条城記事はフェイクに
しても とても良く作られた偽記事だったといえます
 
骨董に喩えるなら 永仁の壺とまではいかないけれど
かなりよく出来た贋作だったといえるでしょう
 
誰が何の目的で流したのか?
こうしてみてくると 出所は内情についてそれなりに
知っている者ではないのか?と思えてきます
 
しかしリークの反響からあわてて否定したとすると
先に挙げた 世界遺産の厳しい保全規定と矛盾
するようにも思えます 残念ながらいまのところ
得ている断片的情報では 詮索はここまでです
 
ただここで ひとつ気になるのは外国人訪日客絡みの
フェイク記事が発端となって 犠牲者が出たケースが
あったので振り返ってみます
 それは2018年に台風による関西国際空港の被害に
乗じた悪質なデマ 否 中共による組織的工作です
 
 
中共バス救出偽記事騒動
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台風21号により関空連絡橋にタンカー宝運丸が
ぶつかり国内外の利用客7800人が 関西空港内に
取り残される事態が発生した

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この際 中共は人民網ネット版などを使い
「関空に取り残された中国人旅行者にとって
感動的ニュース 駐日本領事館職員が専用バスを
関空に派遣、中国人観光客を脱出させた」と報じた。
 
これがツィッターやウエイボー等で拡散され
台湾関係者にも対応が鈍いと批判の矛先が
向くことになりました
 

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このユーザーなど 大嘘を垂れ流し続けた

その結果として 責任を感じた台北駐大阪
経済文化弁事処/領事館の蘇啓誠処長が
自殺に追い込まれてしまいます
 
まったく根拠のないプロパーだったことは
下記の関西エアポートの発表で明らかです
「中国総領事館が手配したバスが関空の
敷地内に入った事実はない
他の国の領事館からも同様のリクエストは
あったが、混乱を招くのですべて断った」
 
これは偽の手紙等で敵陣に内紛を起こさせ
分断する偽書の計の現代版ともいえます
 
詐欺もそうですが フェイクに騙されない
ためには 唯一つの心得しかないでしょう
 
それは "全てを疑え"ということです
 




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