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フッ化水素やヨウ素など マテリアルウォー勃発か!?
大和タケル
先ごろ 貿易紛争の一部として中国が米国や
日本に対してヨウ素の制裁関税をかけました
ヨウ素は医療から太陽電池パネル製造まで
広範囲に渡る用途のある素材です
そして 今度は日本が韓国に対してフッ化水素の
輸出に制限をかけたとの話が浮上しました
まず元記事を載せます
フッ化水素の輸出ストップ、
韓国の半導体業界に緊張走る
韓国の半導体業界に緊張走る
フッ化水素の分子構造
「日本政府が韓国に輸出される半導体製造用
フッ化水素の一部を承認しない事態が発生した」とし、
「韓国の半導体業界に緊張が走っている」と伝えた。
「日本政府が韓国に輸出される半導体製造用
フッ化水素の一部を承認しないという事態が発生し
韓国半導体業界に緊張が走っている」と伝えた。
フッ化水素の一部を承認しないという事態が発生し
韓国半導体業界に緊張が走っている」と伝えた。
記事によると、フッ化水素は最近、原料の供給が
減り需給が厳しくなる「供給難」に直面していた。
そのため韓国の半導体業界では、日本政府が承認を
拒否した背景に注目が集まっているという。
化合物のフッ化水素酸の値段は高値傾向
業界の話によると、日本で最近、ある企業の
フッ化水素輸出申請が承認されない事態が発生した。
同社のフッ化水素は、サムスン電子やSKハイニックスなど
韓国の半導体製造企業に供給される予定だった。
フッ化水素は戦略物質に分類されるため、輸出・
輸入するには当局の事前承認が必要となる。
日本政府が輸出承認を拒否した理由は確認されていないという。
これに業界は敏感に反応しているというが、その理由は
フッ化水素の需給状況が不安定なため。
昨年も厳しい状態が続いていたが今年に入り状況は
さらに悪化し、フッ化水素の価格は50％近くも上昇した。
フッ化水素の不足は半導体製造に大きな影響を及ぼすため、
業界は「超緊張状態」に陥っているという。
この事態を受け、サムスン電子とSKハイニックスの
購買チームはすでに韓国内の他のフッ化水素輸入企業に
在庫を確認するなど、在庫確保に向け動いているという。
韓国/電子新聞より
この記事はかなり拡散されたのでもう読んだ方も
かなり多いかと思います
あっても不思議の無い話だが・・
現時点では否定も肯定もできないといった
ところですが 少し検証してみましょう
あっても不思議の無い話だが・・
現時点では否定も肯定もできないといった
ところですが 少し検証してみましょう
ソースもとの電子新聞は確認できましたが
その後どこも報道していないのも事実です
フッ化水素の輸出に事前承認が要るのか?
輸出には承認が必要です
フッ化水素自体が医薬用外毒物指定対象ですし
それを原料とした化学製品やフッ素化合物も
事前審査対象となっています
名古屋税関が作成したPDFからの抜粋
事実だとしたらどうなのか?
韓国掲示板では他から買えばいいといった
反応も多いようですがそれほど単純ではないでしょう
反応も多いようですがそれほど単純ではないでしょう
日本には森田化学工業やステラケミファ
三菱マテリアルなどの 用途が多伎に渡る
フッ素化合物分野での強豪企業が複数あります
フッ素化合物分野での強豪企業が複数あります
高純度フッ素液はほぼ日本がシェアを押さえる
特に半導体を製造していく上で不可欠である
電子部品用のフッ素高純度薬液はS社が国内７割、
世界でも８割のシェアを持っているとされます
他の日本企業と併せれば 高純度なフッ素液は
ほぼ押さえられることになりこれがストップすれば
そう簡単には代行はできないことになります
半導体は回路パターンをシリコンに転写しますが
不要な部分を洗い落とす時に この高純度フッ素液が
必要となります
韓国サムスンなどは半導体生産が稼ぎ頭となって
いるので当然 その影響は大きなものとなるはずです
不確定情報
また噂程度なんですが 一部には規制の理由が
韓国から北朝鮮にフッ素化合物が横流しされたこと
と関係があるといった話もあります
フッ素系と核といえば 例えば六フッ化ウランUF6という
物質があって 濃縮ウランを作る際にウランそのものを
気化させて製造すると 4000度近い高温が必要ですが
六フッ化ウランを気化してUを抽出精製すれば100度以下
の温度でも可能となります
これらの核絡みとの関連は不明ですがこれまた
あっても不思議の無い話だとおもいます
また中国は米国等に再びレアアースの制裁をかける
との憶測もあります
このマテリアルウォーズ 今後も目がはなせません
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