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◇相次ぐ日中合弁企業での不正発覚事件
 これは中国側の埋伏の計なのか!?

大和ハウスの中国合弁会社で巨額会計不正が
見つかり しかも 同種の不祥事が相次いで
発覚しています 
その点に関して 偶発的では無いという
観点からまとめてみました 大和タケル

中国進出企業に会計不正相次ぐ
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大和ハウス工業は中国の合弁会社である
大連大和中盛房地産(遼寧省)で合弁相手から
派遣された取締役2人と出納担当者1人に
資金が不正流用された疑いがあると発表した。

会社から外部への不審送金が確認され、預金残高と
帳簿の差は現時点で14億1500万元/約234億円に上り
同社は3人(取締役2人は合弁先の大連中盛集団の
元董事長とその息子 出納担当者は元董事長の姪)を
中国捜査当局に業務上横領などの疑いで刑事告訴する
手続きに入った。

日本企業の中国現地企業で巨額の不正流用多発
担当者「現地の報告を信じてた。まさか嘘とは…」

合弁企業の業務執行は合弁先からの派遣者に
ほぼ依存していたことから、発覚が遅れたようだ。

大連中盛集団とは
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同社の大連でのリゾートマンションの説明会の様子

設立は1983年。高付加価値住宅やホテル、
リゾートなどを開発して成長し、総資産は100億元
1650億円)を超えるという。
合弁企業は2005年に設立されたが「最初から業績が
好調だったため、信頼しきっていた」と大和ハウスの
関係者は語る。同社内でも中国は成功事例とされており、
ある時点までは信頼できるパートナーだったようだ。

ここまで巨額の横領が見過ごされた経緯には、
不審な点も多い。

大和ハウスは「会計監査人による監査を通じて
会社の運営状況を確認しておりました」として
いるが この点には疑問が残る。
外部への送金は2015年から約5000万元(約8億2500万円)
ずつ20回以上に分けて行われたという。

入出金作業は出納担当が一手に担っていたとのことだが
中国の会計監査では銀行口座と突合するため、
このような原始的な手法が発覚しないとは考えにくい
少なくとも数年間にわたって会計監査が機能して
いなかった可能性がある。

会計不正 相次ぐ発覚
日本企業の中国子会社や合弁会社の不正が相次いで発覚
リズム時計は広東省東莞市にある連結子会社の不適切な
会計処理で今期業績に約2億9000万円の損失が生じ、
社長が引責辞任すると発表。






帝国電機製作所は中国の子会社などが架空取引や従業員の
賞与などをめぐり不適切な会計処理を行っていたとして、
会長の引責辞任や取締役の報酬返上などの処分を発表した。

ここ数年だけでも日本郵船やLIXILグループといった大手が
不正会計問題に直面し、中には経営破綻に追い込まれた
ケースもあった/日経より一部抜粋

※関連記事
リズム時計、社長が引責辞任=中国子会社が不適切会計
東証1部上場のリズム時計工業は14日、樋口孝二社長
が辞任 中国子会社で発覚した不正会計の責任を取った

この様に多発している 不正発覚なんですが
ここで2015年とちょっと前になりますが LIXILの
中国関連会社のケースを見直しておきましょう

LIXIL、優良子会社はなぜ破産したのか
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当時のJOYOUのホムペ


発覚したのは実に深刻な不正だった。2015年
4月1日に連結子会社化した水栓金具の中国メーカー
ジョウユウが巨額の簿外債務を抱えていると判明。
700億円以上の債務を隠していたと推定される。

また、売上高や利益の改ざんもあり 優良企業と
されていた同社の実態は債務超過だった

ジョウユウは、2014年に水栓金具大手・グローエを
買収した際、その子会社として手に入れた。過去5年間で
売り上げを2倍に伸ばし、営業利益率も2ケタ台。
中国全土に4000店の販売網を持ち、中国市場の橋頭堡と
なるはずだった。また、福建省に持つ大規模な生産拠点で
LIXIL傘下の他のブランド製品も生産し、コスト競争力を
高める原動力にするという青写真もあった。

ジョウユウからの支払いがない
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不正発覚のきっかけは2015年4月13日、ある銀行から
LIXILに届けられた一通の督促状だった。

買収当初、グローエとジョウユウは出資比率が5割以下の
持ち分適用会社だったが、4月1日に株式を追加取得し、
両社を子会社化したばかり。寝耳に水ともいえる通知を
受けて特別監査を実施すると、売上高や手元現金額 
負債額などが 財務報告とは大きな乖離があると判明。
監査から1カ月足らずで破産手続きに追い込まれた。
東洋経済オンラインより抜粋

中国側の不正は埋伏の計か
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こうした内容に対して ネットなどでも"中国なんかと
合弁などしているからだ"という声が多数なんですが
そう単純な話なんでしょうか?
たまたま取引先が 不正の甘い誘惑に負けたんでしょうか?

自分にはどうももっと腹黒いものがあるように思えます
その検証のために 大和ハウスと2015年に破綻したLIXILの
合弁会社ジョウユウの2例に絞ってみていきたいと思います

当初は稼がせる良い子だった
大連中盛集団
合弁企業は2005年から 総資産は100億元/1650億円を超え
「最初から業績が好調だったため、信頼しきっていた」
大和ハウス内でも中国は成功事例とされてきた

LIXILの合弁会社ジョウユウ
2014年1月に水栓金具の世界大手・独グローエを
買収した際、その子会社として手に入れた。
過去5年で売り上げを2倍 営業利益率も2ケタ台
大陸に4000店の販売網を持ち、中国市場への
橋頭堡となるはずだった。

企業の執行は相手まかせ
大連中盛集団
合弁企業の業務執行は合弁先からの派遣者に
ほぼ依存していたことから発覚が遅れた

「現地からの報告がきちんとされていたので、
預金残高に問題があるとは思わなかった」大和ハウス 

ジョウユウ
LIXIL側から役員を派遣するなどせずに買収された
グローエのCEOなどが 2011年からジョウユウを
監査し任せていた

そして ここからが肝心なところです

不正発覚時には日本側が主体となっていた
大連中盛集団
当初は折半出資だったが、現在は大和ハウスが83.65%、
大連中盛が16.35%の株式を持つ形に変化している。
大和ハウスは「増資の際に先方には資金がないと言われ、
当社だけが資本金を積み増していった」

ジョウユウ
株式を追加取得、2015年4月1日に子会社化した
直後の特別監査で売上高や負債、手元現金などの
額に、財務報告とは大きな乖離があることが判明し
監査から1カ月足らずで破産手続きに追い込まれた。

*
  /   -━-  -━-   \ ))< ウンウン 
  |  :::::⌒  、_!  ⌒:::::| これは二つの不正のケース
  \    'ー三-'    /類似点が見られるなぁ アルアル
___/          < 
        

* /  /  /   \ |    Σ!
 |  /  ,(・) (・) | 
  (6       つ  | 
  |      ___  | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  |      /__/ /  < ってか 同じ手口だろ! 
/|         /\  \__________

中国には古来より"埋伏の計"というものがあります
これは甘い饅頭などの中に 毒劇物を仕込ませて
相手に食わせて 大きな被害を負わせる兵法ですが
業績好調や急成長といった好餌をぶらさげた会社を
M&Aで飲み込ませて 日本が子会社化したとたんに
時限式に不正が破裂するわけです その結果
日本側企業側は経済的損失と社会的信用に傷がつく
というやり口だと思うのは 勘ぐりすぎでしょうか?

海外子会社不正 4割は中国
18年3月までの5年間で日本企業の海外子会社で
発生した会計不正のうち41%は中国が占めている。
日本公認会計士協会発表

こんなデータも上がっています
M&Aも結構ですが 中国を信頼できるパートナー
などとのぼせ上っていると とんだ目に合う
好例といえるのではないでしょうか


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