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ファーウェイ法廷戦開始 米国は特許侵害の救済措置禁止法まで準備
やや落ち着きを見せてきているファーウェイ問題
ですが まだまだ続いています 大和タケル
今回は規制の対象がハード ソフトから特許など
法的な部分に拡大している点と それに対する
ファーウェイ側の対抗措置についてまとめました
メイトブックPC発売中止 部品調達できず
ファーウェイが、 新型ノートパソコンの発売を
中止したことが分かった。
米国による輸出禁止措置で、必要なソフトウエアや
半導体が調達できなくなったためという。
発売を取りやめたのはノートPC「メイトブック」
シリーズの新製品。
米インテルの半導体の使用と、マイクロソフト
ウィンドウズOSの搭載が困難になったとみられる。
ファーウェイの消費者事業部門の幹部が
「パソコン供給ができなくなった」と明らかにした
共同
より一部抜粋
更に米側は ファーウェイの抑えている特許訴訟に
よる救済禁止を行う法案まで用意しています
特許侵害救済措置禁止法
共和党のルビオ上院議員が「政府の監視対象と
なっている企業が国内での特許について、
特許侵害での提訴も含めた法による救済措置を
求めることを禁止する」法案を提出した
これは事実上、アメリカの監視対象となっている
Huaweiを狙い撃ちにしたもの。
この法案では、米政府の監視対象となっている
企業が米特許を巡り、 特許侵害での提訴も含め
米国法による救済措置を求めることを禁止する
内容となっている。
ファーウェイは米政府の監視リストに含まれる。
米政府の制裁措置に対抗するファーウェイの
新しい戦略の可能性がある。
ルビオ議員は2019会計年度国防権限法
(NDAA)の修正案としてこの措置を提案した。
reuters
より一部抜粋
この法案が成立すれば ハード ソフトに続いて
法的な側面からもファーウェイを縛り上げる
ことになるでしょう
また現在は検討の段階ですが 更に強力な
措置が用意され始めているようです
追記
トランプ米政権が次世代通信網「5G」で
使う通信機器について、中国以外での設計や
製造を義務付けることを検討していると報じた。
米通信会社が欧州メーカーなどから中国で
生産した製品を調達できなくなる可能性がある
中国メーカーに続いて中国製品も締め出す
狙いがあるとみられる。/WSJ 日経経由より
これは5Gに関してメード イン チャイナに
アウト宣告をする内容です
ドイツや韓国などのファーウェイに寛容な国への
揺さぶりもあるものと思われます
もちろん このような動きをファーウェイ側も
座視してはおらず いくつも手を打ってきています
ファーウェイ、機器購入への
補助金活用禁止する米政府案に反対
米側はファーウェイの面会要請を拒否
ファーウェイ)は携帯通信会社が政府の補助金を
使ってファーウェイ製品を購入することを禁止する
米政府の計画に反対を表明した。
また特許使用に対する訴訟を米企業に起こしています
ファーウェイ、ベライゾンに10億ドル以上の訴訟
中国のファーウェイはVerizonに対して、
10億ドル以上の特許使用料の支払いを求めて
いるという
この料金は、ネットワーク機器の230件以上の
特許使用に対するものだという。
Verizonはコアネットワーク機器や(IoT)技術、
有線インフラストラクチャーに関するファーウェイの
特許を侵害する機器をほかの複数の企業を
通して使用しているという。
japan.cnetより一部抜粋
前後しますが先に挙げたファーウェイの特許訴訟を
抑える法案はこのベライゾンへの訴えを見越しての
もののようです
更にアンドロイドの更新不可に対しては 中国側による
OSも用意しているようです
独自のHongMeng OSで対抗か
これは管理者が勝手に作ったイメージ
チャイナアンドロイドなので
略してチャンドロイド( ´,_ゝ`)プッ
Huaweiは現在独自OS「HongMeng OS」を開発中で
数ヶ月以内に正式発表される予定だそうです。
HongMeng OSはHuaweiだけでなくXiaomiやOppo、
Vivoなども開発に参加している
オープンソースOSであるAndroidのカスタム版ならば
Androidアプリと互換性があるものになるとみられます。
環球時報
より一部抜粋
この他にロシアがAuroraOSの提供と搭載を
打診しているとの報道もありました
独自OSが搭載されてもFBもインスタグラムも
つべも繋がらないというのは 厳しいとは思いますが
ともかくファーウェイを巡る騒動は ここ当分は
収まりそうもありません
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