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中国 80兆円以上の資金流出
 決済通貨も6位に転落!

今年も春節で賑わった中国ですが 浮かれて
いられるのもあまり長くないようです
今回は 主に中国の金融関連の記事を
まとめましたので ご覧ください
大和タケル

中国、資金流出過去最大の82兆円
トランプ氏の政策で加速も 

中国からの資金流出が2016年に過去最大に
なったことが、国際金融協会の推計で分かった
トランプ米大統領の政策次第では流出が加速する
可能性があり、秋の共産党大会に向けて経済の
安定を保ちたい中国は、苦しい立場に置かれそうだ 

IIFによると、流入額を差し引いた純流出額は
7250億ドル(約82兆円)と、15年から
500億ドル増えた

流出量は2014年度の5倍!
人民元安の進行を嫌気した企業や個人が資金逃避を
急いだためで、14年の1600億ドルに比べ
5倍近い規模に膨らんだ。 

 中国は規制強化で流出阻止に努めているが
IIFは「米国に本拠を置く多国籍企業が収益を
中国から本国に移し始めれば、17年は流出が
さらに進む可能性がある」と指摘した 
時事より抜粋

人民元、カナダドルに追い抜かれ
「決済通貨」6位に転落 


通貨別の代金決済シェア 2016/12月
米ドル 42・09%
ユーロ 31・30%
ポンド 7・20%
日本円 3・40%
加ドル 1・93%
人民元 1・68%

     






中国の人民元が貿易や対外投資の決済に
使われる通貨として昨年12月、カナダドルに
追い抜かれて6位に転落したことが、銀行間の
送金ネットワークを運営する国際銀行間通信
協会の調べで分かった。

通貨別の決済シェアで、元は2015年に
日本円を上回り初の4位につけたが経済成長鈍化や
元安でシェアが低下し 再び円を下回って15年
12月の段階で5位になっていた 
また、16年通年の元建て決済総額は前年比で
29・5%も減少した。

 
成長鈍化で
国際化戦略に急ブレーキ
人民元は昨年10月に、IMFの仮想通貨
特別引き出し権(SDR)に組み込まれたが
評価は上がらず、習近平指導部が目指した
元の国際化戦略に急ブレーキがかかった格好だ 

SDR入り後も為替相場の形成を市場に
委ねる通貨改革は進まず、国際通貨としての
信頼性や利便性は向上していない。

更に中国を「為替操作国」に指定すると主張した
トランプ政権の動きも不透明に
SWIFT/サンケイより抜粋

オーストラリア、不正住宅投資を摘発 
オーストラリアのモリソン財務相は6日、
外国人が購入した不動産のうち規制に
違反していたため強制売却措置が取られたケースが
合計61件、1億700万豪ドル(約92億円)に
上ったと発表した。

豪州は2015年、中国人投資家による不動産の
「爆買い」が住宅価格の高騰を招いているとの
市民の抗議を受け、規制を導入。
他に2200件以上を審査中で、中国マネーに
よる不動産ブームが収束するとの観測もある。 

 規制は、非居住外国人が購入できる住宅を
新築物件に限定したり、外国人の住宅購入時には
5千豪ドル以上を別途課税したりする内容。
また国籍を偽り住宅を不正購入した場合には、
最大3年の禁錮刑が科される。

中国マネーの不動産ブーム収束?
これまでに違反が認定された61件中、
中国が25件と最も多かった
最高額の売却物件は、最初に摘発された中国の
富豪が4千万豪ドルで手放したシドニー東部の
高級住宅地ポイントパイパーの豪邸だった。 

シドニー住宅市場に出回る
物件数が前年より25%減少

ある不動産業者は、中国から不動産物件を
見るために訪れる団体観光客が1年前と比べ
半減したとしており 中国人富裕層が豪州での
不動産投資へ慎重姿勢を強めていると指摘した
ロイター

この豪州の中国絡みの不動産取引の摘発強化の
動きなんですが 一月末にあったトランプ大統領と
ターンブル首相の電話会談で 米側がかなり厳しい
態度だったということも影響がでているのかもしれません

関連記事
トランプ米大統領が1月28日にオーストラリアの
ターンブル首相と電話会談した際、難民引き受けに関する
米豪合意をめぐり激しい言葉を首相に投げつけ、険悪な
雰囲気に陥ったと報じた。

ご存知のように豪州は中国人に大規模な土地や
港湾部を売却しようとした経緯があります

米国と中国の覇権争いが太平洋全域に広がる
懸念もあり 安全保障面からもサーベイランスが
必要です


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