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働き方改革と正反対 過労死に見るNHKのドス黒さ
現在 国会では働き方改革というのが
審議されています
大和タケル
安倍首相も「モーレツ社員という考え方
自体が否定される日本にしていきたい」と
いう発言をしました
働き方改革での取り組み
・法改正による時間外労働の上限規制の導入
・勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備
・健康で働きやすい職場環境の整備
・時間外労働の法改正:36協定の見直し
特に「法改正による時間外労働の上限規制の導入」
厚労省資料より
正社員と非正規との賃金格差是正など
良い内容も多く含まれていると思います
ですが一億人が輝く社会 働き甲斐のある企業
そうした政府や企業の掲げるお題目とは裏腹に
過労死などの問題は一向に減りません
後を絶たない過労死問題
近年 この問題が注目されたきっかけの一つが
広告最大手 電通の高橋まつりさんの過労自殺でした
高橋まつりさん/当時24才/電通
三田労基署は、高橋さんの1カ月の時間外労働を
約105時間とし労災認定しましたが当時の上司らと
ご家族との法廷での争いは現在も続いています
社会的にも注目されましたが 残念ながら
この後も同様の惨事はなくなりませんでした
西垣和哉さん/当時27才/富士通系列
肖像画を掲げる西垣さんの母親
当初労災が認定されず、認めさせるために
東京地裁に裁判を起こすことになる。
酷い勤務実態が明らかになってゆく。
法定時間外労働、5ヶ月平均87時間。
1ヶ月150時間以上の長時間労働もあった。
"深夜から早朝まで仕事をしている状況で、
きつい時には一晩徹夜をして、30分休んで
9時に出勤した後、午後10時ぐらいまで
連続37時間勤務もあったことが分かりした。
女性も段ボールを床に敷いて仮眠を取られたと
いうふうに聞いています。
ソファーもあるが若い子は使えなかった。
長時間労働の証拠がでてきて、タイムカードにない
部分、休憩時間さえもまともに休んでいない、
タイムカード以上の長時間労働だったと言う事が
証明されてきました"
西垣さんの肉親談/BBCより抜粋
しかしです こうした一連の出来事の中で
最も罪深いのは次のNHKの一件ではないでしょうか?
なぜならNHKは電通の過労自殺事件はもちろん
富士通の件もNHKラジオの「明日へのことば」を
初め数多くの報道で非難し続けました
ですがその裏で 電通事件より前に起こっていた
所属記者 佐戸さんの過労死については口を拭って
ほとんど知らせることはしなかったのです
佐戸未和さん/当時31才/NHK
NHKや遺族の説明によると、亡くなったのは、
入局9年目だった佐戸未和(さど・みわ)さん。
05年4月に記者職としてNHKに入局し都庁の
記者クラブに所属していた。
亡くなる直前は、13年参院選の投開票から
3日後に自宅でうっ血性心不全を起こし急死した。
渋谷労基署によると、亡くなる直前の1カ月間の
時間外労働(残業)は159時間37分。
5月下旬からの1カ月間も146時間57分になった
佐戸さんが労災認定を受けてから3年余り。
NHKはこの間、電通の過労自殺事件をはじめ、
過労死問題を手厚く報道してきたが、局内で起きた
過労死については、遺族から強い要望を受けるまで
職員に広く周知していなかった。
朝日より抜粋
これが日ごろ 社会正義を標榜する者のやることでしょうか?
本当に二枚舌というか 偽善者だと思います
高額報酬に多発する徴収トラブル
しかも こうした無数の社員たちの上に君臨する
管理職は下記のような高額報酬を得ています
民放との収益比較
NHK会長】3092万円
理事待遇】1591万円(全国職員)
D6~D8】局長クラス1317.4万円〜1459万円
更に一方では 受信料を巡るトラブルは激増しています
NHKの受信契約などを巡り、全国の消費生活センターに
寄せられた相談件数が2016年度に8472件となり、
過去10年間で4倍に急増した。
こうして知れば知るほど みなさまのNHKは
ドス黒い存在だなぁと合点がいきますね