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七夕の惨劇 国交省緊急メール配信されず 避難指示はダム放流5分前!
大きく進路を変える台風や河川の氾濫など
水害等には慣れているはずの日本でも
思わぬ被害と犠牲者を出しています 大和タケル
台風12号影響で東海3県など5万戸超停電 .
中部電力は台風12号の影響により東海3県と
長野県の同社管内で計約5万5900戸が停電と発表
さて七夕の日に発生した西日本豪雨でも
多くの犠牲者が出ましたが日が経つうちに
単なる自然災害ではなく通報手法などの
行政側の不手際が浮かび上がってきました
特にダムの管理を行う国交省の問題が
被災者らの証言から明らかとなってきています
国交省】緊急メール「小田川氾濫の恐れ」
配信されず…氾濫後に配信
岡山県で起きた洪水被害で、小田川が氾濫の恐れが
あることを携帯電話に直接伝える国交省の
緊急速報メールが配信されていなかったことがわかりました。
倉敷市などを流れる小田川は、6日午後9時50分頃に
避難勧告の目安となる「氾濫危険水位」に達しました。
本来ならこうした速報メールがくるはずだった
しかし、国交省は緊急速報メールによる情報配信を
行わず、この3時間後に小田川が氾濫したあと、
初めてメールを配信しました/瀬戸内海放送より一部抜粋
豪雨、避難指示はダム放流5分前
西日本豪雨で氾濫した愛媛県の肱川上流にある
野村ダム/西予市と 鹿野川ダム/大洲市が、
安全とされる基準の6倍の量を放流した問題で、
大洲市が住民に避難指示を出したのは、鹿野川ダムが
大量放流を開始する5分前だったことが分かった。
ダム側と行政は放流の2時間半前からホットラインで
やりとりしていたが、生かし切れなかった。
大洲市と西予市では放流後に大規模な浸水被害が
起きるなどして、計9人が犠牲になった。
国土交通省が情報提供の経緯を検証している。
共同より一部抜粋
この様に命にかかわる情報なのに周知徹底が
なされなかったという自実は 被災住民らの
証言とも一致しています
ダム放流“知らなかった”】
愛媛県 肱川氾濫の真相は消防団員さえ知らず
7月7日、西日本豪雨で肱川が氾濫、逃げ遅れや
土砂崩れなどで流域の住民9人が犠牲になり
3400棟を超える住宅が浸水しました。
しかし、急激な増水を引き起こした“ダム放流”
情報は、住民に十分に伝わっていませんでした
ダム放流「知らなかった」の声相次ぐ
ダム放流の情報は、住民に適切に伝わっていたのか。
「知らなかった」と言う住民の声が相次いでいます。
鹿野川ダムの1キロほど下流、大洲市肱川町の
下鹿野川地区の和氣武士さんと仁恵さんの夫婦。
午前8時半ごろ、2人がいた自宅の1階に水が
一気に入り込んで来ました。
「水が入ってくるまで何もわからなかった。
放流を知らせるサイレンは鳴っていなかったと思うし、
鳴っていたとしても気づかなかった」(武士さん)
自宅は1階部分がほぼ水没。武士さんは、2階から
裏山に、間一髪、難を逃れたということです。
「もっと早く知っていれば、避難もできた」と話します。
同地区の橋本福矩さん
危険な状況に気づいたのは午前8時すぎ。
ダム放流の緊急措置からすでに30分以上たっていました。
「避難した方がいい」、知人から電話を受け外を見ると、
氾濫した川から水が自宅に向かって津波のように
押し寄せてきていたため、あわてて2階に逃げました。
「電話をもらっても『うそだろ』と思いました。
近所の人でダムを放流するということを聞いた人は
誰1人いないと思う。
今回は天災ではなく人災だと思っている」
消防団員は泳いで逃げた
救出活動に当たる消防団員にも、ダムの放流の
情報は届いていませんでした。
「これだけの雨が降っていたので放流はあるだろうと
いう認識ではいましたが、ここまでの量の放流をする
とは思わなかったし、アナウンスはなかったと思います」
www3.nhk.or.jpより一部抜粋
生々しい証言には 間一髪で難を逃れた様子が
語られていますが その中でも特に
・国交省の緊急速報メールが配信されていなかった
・また避難指示はダム放流5分前だった
・それゆえに 多くの該当住民らに報せが届かなかった
この部分は相当に大きな問題だと思われます
これが人災で無くてなんなんでしょうか?
記事には 国土交通省が情報提供の経緯を
検証しているとありますが政府が激甚災害に指定し
これほどの被害が起きている中で 更に犠牲を
増やした不手際に対して 今後のことも考えると
当事者だけでなく第三者機関に検証させる必要も
あるのではないでしょうか
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