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米IT投資規制から中共崩壊発言まで
 中国は何故かヨウ素で反撃

収まる気配の無い 米中貿易紛争ですが
お互いが搦め手からの反撃策をとってきました
大和タケル

米ハイテク27産業で外国投資の規制強化 中国念頭 
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トランプ米政権は10日、航空や通信、半導体など
米国の重要なハイテク産業への外国投資に対する
審査を強化する新規制を発表した。
主に中国を標的とした措置とみられる。 

 トランプ大統領はかねて中国による米国の窃取が
横行していると批判しており、それを理由に2500億ドル
約28兆円超分の中国製品を対象に制裁関税を課している。 

新規制は、米国の機微な産業への外国投資や、
米国の安全保障を脅かすと判断された外国投資を
差し止める権限を大統領に与えている制定30年の
規制を更新するもの。11月10日に発効する。 

これにより対米外国投資委員会は米国の
主要27産業に関して、企業買収に限らず米企業に
対するあらゆる投資を審査できるようになる。 

ムニューシン財務長官は「これらの暫定的な規制は、
米国の極めて重要な技術に対する特定のリスクに
対処するものだ」と説明し対象産業には航空、通信、
コンピューター、半導体、電池などが含まれる
AFPより一部抜粋

このハイテク産業への中国からのブロックに
関しては 以下の発言記事も興味深いです

米国防総省アドバイザー「米中対立は、
中国共産党政権が崩壊するまで続くだろう」 
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米国防総省のアドバイザー
エドワード・ルトワック発言骨子

貿易など米中対立について 

「長期間に及ぶことになる。対立は中国共産党政権が

崩壊するまで続くだろう/レジュームチェンジ」 

軍需産業や外交ロビーにシリコンバレーなどの
ハイテク企業も対中圧力を求めるようになった
 

「トランプ政権発足直後、ハイテク産業は
自分たちのビジネスに干渉しないでくれという姿勢
だったが、中国による知的財産権の侵害事案が相次ぎ、
現在は助けが必要だと要請するようになっている」

米政界における親中派はもはや「壊滅状態」で
「締め付けが始まっている」と強調

米政府「締め付け」の一例
「最近、ワシントンを訪問した中国政権系中国人
有識者が、出国間際にFBI捜査員に呼び止められ、
誰とどこで会ったかすべて申告するよう求められた
事案があり米ソ冷戦もこうした締め付けから始まった」
headlines.yahooより一部抜粋






だいたい自分も同じような意見ですが
南シナ海等での 限定的な武力衝突の可能性は
否定できないと思いますよ

また こうした米国の懸念が顕在化したかように
中国国家安全省のYanjun Xuという中国人が
GEアビエーションなどを含む複数の航空宇宙
企業から情報を盗んだ疑いで逮捕されたばかりです

勝負手か? 疑問手か?
さて米国側はこのように着々と関連法案に手を打ち
さらに30兆円分の制裁までちらつかせているんですが
その一方で中国側は ちょっと地味ともいえるような
反撃をおこないました

中国ヨウ化水素酸に反ダンピング発動
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中国商務省は15日、米国と日本から輸入する
ヨウ化水素酸に反ダンピング/不当廉売関税を課すと
発表した。16日に発動し関税率は米国製が
123.4%で日本製が41%。5年間適用される。
ロイターより一部抜粋

なぜ今 ヨウ化水素酸なのか?
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画像 合同資源より

ご承知のように制裁関税は主に国内産業の保護の
ために発動されることが多いわけなんですが
ヨウ素の生産はチリと日本で世界シェアの95%です
(日本は千葉等で汲み上げた かん水から抽出)

米国でさえヨウ素関連品は4%以下 まして中国は
国内生産量など僅かでしょう
これは更なる追加制裁の先鋒なのかもしれません 

ヨウ素の用途
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このヨウ素はヨードチンキなどの消毒や防腐剤が
すぐ思いつきますが 工業系でも偏光フィルムや
レントゲン造影剤や太陽電池等にも広く使われています

放射線治療
また原発などで放射能漏れがおきた時などに
放射性ヨウ素が大量に放出され甲状腺に蓄積され、
体内被爆をおこさないために被爆前に安定ヨウ素剤を
服用して飽和させ、放射性ヨウ素の取込を防ぎます

一時 中国がレアメタルの規制に動いて失敗した
ことがありましたが 今回もどうなんでしょうか?

弾切れといわれている中国側の戦況を変える
ための勝負手なのか? 苦し紛れの疑問手か?  
ヨウ素が重要な要素になってくるかもしれません・・・




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