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◇ボルトン補佐官退任へ 今後の影響は?
大和タケル
トランプ政権の顔となっていた大統領
補佐官のボルトン氏が去ることになりました
ボルトン補佐官退任へ
トランプ米大統領はボルトン大統領補佐官
(国家安全保障担当)を解任するとツイッター
で発表した。後任は来週発表するとしている。
トランプ氏はツイッターで「ボルトン氏の
助言の多くには同意できなかった」と
解任の理由を説明した。
ボルトン氏はイラン、北朝鮮問題への
対処で強硬な姿勢をとっていた/
日経より一部抜粋
ボルトンの退任は決して小さくはないと思います
しかし まったくの突然だったかというと
これまでのトランプ氏のやり方を見ていると
どうも 人材の賞味期限を一年ちょっとと
みているような節があるように思われます
それは重要ポストの変遷に現れています
●前国務長官だったティラーソン
2017年2月~2018年3月 約11ヵ月
●前国防長官だったJ・マティス
2017年1月~ 2019年1月
約2年だが実質的な退任決定は2018年後半
●ボルトンの前任者だったマクマスター
2017年2月~2018年4月 約一年2か月
●ボルトン
2018年4月9日~2019年9月10日
約一年5か月となります
こうしてみると 政権内ではさほど
短くもない任期だったとわかります
それで 現国務長官のポンペオ
現国防長官のエスパーも共に
かなり若返りの人選となりました
ボルトンの後任人事にも注目です
米国の経済自体は決して悪い状態ではありません
この失業率のデータを見てもそうです
また 米中貿易紛争では米側の関税収入は
2018年度は2倍に達しています
もちろんこの関税は米国内の関係企業が払っている
わけですが それは中国側も同様です
両国の経済の体力の戦いとなっているわけですが
そうなれば まだまだ米国が優位なのは
はっきりとしています
中国の景気もはっきりと減速してきています
例えば 中国では新車販売台数と伸び率が
共に低下している
ただし この争いは儲かる儲からないのレベルの
話ではなく 香港の民主派の活動を見てもわかる
ように相容れない価値観の衝突です
それが理解できなければ 今後の情勢を
見誤るでしょう
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